40歳の寺内健は12位も他国の選手から敬意の拍手が沸き起こる メダル獲得はならず

決勝で演技する寺内健=東京アクアティクスセンター(撮影・高部洋祐)
決勝で演技する寺内健=東京アクアティクスセンター(撮影・高部洋祐)
決勝で演技する寺内健=東京アクアティクスセンター(撮影・高部洋祐)
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 「東京五輪・男子板飛び込み・決勝」(3日、東京アクアティクスセンター)

 6度目の五輪出場となった寺内健(40)=ミキハウス=は12位に終わり、メダル獲得はならなかった。

 予選からミスのない安定した演技を披露してきたレジェンドだったが、決勝では3、5本目にミス。上位に食い込むことはできなかった。だが、最後は美しい演技を披露し、74・40をマーク。寺内の演技が全て終わると、他国の選手、指導者、関係者はレジェンドに敬意を示して拍手を送り、客席の関係者も含めてスタンディングオベーションとなった。

 両手を挙げてこれに応えた寺内は08年北京五輪以来、13年ぶりの決勝で健在ぶりを示した。

 ◆寺内健(てらうち・けん)1980年8月7日、兵庫県出身。170センチ、69キロ。96年アトランタで五輪初出場。00年シドニー五輪では5位入賞。04年アテネ五輪では8位。08年北京五輪では11位。09年に一時引退も、10年に現役復帰。16年リオデジャネイロ五輪は20位だった。

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