バレー男子 日本が29年ぶりの決勝トーナメント進出 イランとの3時間の死闘制す
「東京五輪・バレーボール男子・1次リーグ、日本3-2イラン」(1日、有明アリーナ)
世界ランキング11位の日本が同12位のイランに3-2で勝利。成績を3勝2敗とし、A組4位で、1992年のバルセロナ五輪以来となる29年ぶりの決勝トーナメント進出を決めた。
第1セット序盤は一進一退の展開となったが、中盤、逆転に成功すると、その後も優位に進めて25-21で先取した。続く、第2セットも互角の戦いが続いたが、徐々に高さのあるイランの攻撃に耐えきれず、20-25で失った。
第3セットは序盤、イランに先行を許すが、サーブから立て直して中盤に逆転。その後は点の取り合いとなり先に20点に到達したが、直後に追いつかれるなどデュースにもつれ込む大接戦となったが、29-31で落とした。
もう後がなくなった日本は第4セット、スタートから3連続ポイントを奪って主導権を握ると、リードを保ったまま先に20点に到達。しかし、その後2連続でポイントを失って20-20に追いつかれる。それでもここから底力をみせ4連続得点でセットポイントを握ると、25-22で奪った。
勝ったチームが決勝トーナメントに進むという生き残りをかけたファイナルセット。日本はいきなり石川祐希の連続サービスポイントで2点を先取。イランのミスにも乗じてリードを守り、3時間近い死闘を制して悲願をかなえた。