PK戦になったらキッカーに立候補する?DF酒井宏樹の返答は

準決勝のスペイン戦に向け、調整する酒井(左)と三好
ボール回しを行う酒井(右)
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 「東京五輪・サッカー男子・準決勝、日本-スペイン」(3日、埼玉スタジアム)

 東京五輪のサッカー男子日本代表は準々決勝ニュージーランド戦の勝利から一夜明けた1日、千葉県内で2グループに分かれて調整した。フランス戦に出場していない選手と短時間の出場に終わった選手はグラウンドで1時間ほど汗を流した。累積警告でニュージーランド戦出場停止だったDF酒井宏樹(31)=浦和=は準決勝のスペイン戦に向け、精力的にグラウンドでダッシュを繰り返した。

 準々決勝は出場停止のためスタンド観戦。「みなさんと同じでただただ勝利を願っていましたし、みんなのことを信じていました」。PK戦の死闘を制した仲間がつないだ準決勝の重みを理解している。「ベスト4というのはすごくうれしいし、ここからの準決勝というのも楽しみたいという気持ちはあるが、ここからが大事。この重圧と責任感を楽しみたい」と話した。

 森保監督はニュージーランド戦のPK戦でのキッカーを立候補制で決めた。同じOA枠のDF吉田が4人目のキッカーとして決着をつけ、出番はなかったが、OA枠のMF遠藤も5人目を予定していた。PK戦になれば酒井も蹴るのか問われると「PKは蹴りたい人が蹴ればいい。精神的な部分が大きいので、蹴る人がいなければ蹴るが、蹴りたい若い選手、他の選手がいたら譲る」と答えた。

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