萩野 涙の6位「一番幸せな五輪」 休養経て復帰「支えてくれた人に感謝、僕自身にもありがとう」
「東京五輪・競泳男子200m個人メドレー・決勝」(30日、東京アクアティクスセンター)
男子200メートル個人メドレー決勝は瀬戸大也(27)=TEAM DAIYA=が1分56秒22で4位だった。この種目でリオ五輪銀メダルの萩野公介(26)=ブリヂストン=は6位で1分57秒49。瀬戸は100分の5秒でメダルには届かなかったが、レースを終えると盟友2人は熱い抱擁を交わした。入江陵介(31)=イトマン東進=は男子200メートル背泳ぎで7位。女子400メートルメドレーリレー予選には池江璃花子(21)=ルネサンス=らが出場し1組3位で全体6位となり、決勝に進出した。
「水泳を続けて本当に良かった」。そう言って、萩野は泣いた。
生後6カ月、ベビースイミングがきっかけで出会った水泳。高3で出場したロンドン五輪で水の怪物・フェルプス(米国)に競り勝ち銅メダル。リオ五輪は金銀銅3つのメダルを手にした。この日は得意の背泳ぎで攻め、力を振り絞っての6位だが、心の底から「一番幸せな五輪だった」と言い、涙を流した。
結果が全てだと信じてきた。苦しかった。次第に心と体が乖離(かいり)し、19年3月に休養。「水泳が好き」と思い直して復帰を決めたが理想の泳ぎは戻らず、再び苦しさと向き合う日々だった。ただ結果はどうであれ、自分の味方が大勢いることを知った。メダルよりも大切なものがあると気付いた。
「全部ひっくるめて自分と認めて、ここに立つことができた。周りの支えてくれた人にも感謝だし、僕自身にもありがとうって気持ち」と萩野。今後については「ひとまずはってところはある。未来の気持ちは誰にも分からないけど」と語った。
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