【TOKYO番25時】サーフィン取材も“鬼ヤバい”

 “鬼ヤバい”のはスケートボードだけではない。27日まで五輪新種目のサーフィンを取材した。記者の観戦エリアは砂浜。これが“ヤバい”。天気が良ければ日ざしが直撃し、砂の上は歩けないほど熱くなる。台風接近による豪雨、砂嵐…。強風で傘はさせず、朝7時の五十嵐カノアの試合は雨に打たれながら観戦した。

 SNS上でも選手の空中技や、決勝で板が折れるハプニングが「ヤバい」と話題になった。そう、自然競技は想像を上回ってくる。

 「あれ?」。決勝が終わって原稿に取りかかろうとした時だった。ボイスレコーダーの電源がつかない。潮風と雨にあたり続けた相棒が、大一番で動かなくなった。過酷な環境に耐えきれなかったのか、スマートフォンもほとんど反応しない。

 「ヤバい…」。頭を抱えて空を見上げると、そこには虹。自然競技も悪くないなと、ちょっと気分も晴れた。(デイリースポーツ・田中亜実)

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