五輪代表・三笘薫 初戦出場は微妙か 右太ももに張り、状態は「60~75%」

 東京五輪のサッカー男子日本代表は20日、千葉県内で1次リーグ初戦の南アフリカ戦(22日、味の素スタジアム)に向けて調整した。右太ももの張りを訴えているMF三笘薫(24)=川崎=は部分合流にとどまったとみられ、初戦の出場は微妙な状況となった。19日に別メニューだったMF堂安律(23)=PSVアイントホーフェン=は全メニューを消化したという。

 別メニュー調整が続く三笘の右太ももには、テーピングがしっかりと巻かれていた。公開された練習冒頭ではランニングやパス回しなどに加わったが、この日も完全合流には至らなかったとみられ、2日後に迫った初戦の出場は微妙となった。

 練習に先立って行われたオンライン取材では、自身のコンディションを「パーセンテージでいうと60~75くらい」と表現。「初戦に出られれば一番いいが、ベストな状態で入るのがチームにとってもベスト」と慎重に復帰時期を探っている。

 短時間の出場なら可能かもしれないが、決勝まで見据えると強行出場の必要性はない。「ここで焦っても意味ない。コンディションを上げることに集中したい」と焦燥感を抑えるように言葉を紡いだ。ピッチに戻り、金メダルの推進力となるべく準備を整える。

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