骨折抱える平野歩夢が衝撃パフォーマンス 実戦初投入フロントサイドダブルコーク1620成功 5本のエア完遂も得点伸びず86・50点 会場ため息
「ミラノ・コルティナ五輪・スノーボード男子ハーフパイプ・決勝」(13日、リヴィーニョ・スノーパーク)
4大会連続出場で22年北京五輪金メダリストの平野歩夢(27)=TOKIOインカラミ=が決勝2回目で完璧な演技をみせたように見えたが、86・50点で4位に浮上するにとどまった。
1本目のエアでスイッチバックダブルコーク1260を決めると、続いてキャブダブルコーク1440も成功。続いて試合初出しで1回目で失敗していたフロントサイドダブルコーク1620を成功。さらにダブルコーク1260、最後にフロントサイドトリプルコーク1440で締めくくった。骨折を抱えているとは思えない会心の演技にみせた。しかし、得点は伸びきらず、86・50点。会場からはため息が漏れ、平野歩も顔をしかめた。
平野歩は五輪前最後の実戦だった1月17日のW杯(スイス)で約7メートルの高さから落下。板が折れるほど激しく転倒し、顔付近や下半身を強打した。鼻と口付近からは大流血。五輪開幕まで1カ月を切ったタイミングで骨盤の右腸骨などを2カ所骨折する悲劇に襲われ、出場が懸念されたが、負傷からわずか25日で予選に強行出場。演技を完遂し7位で決勝進出を決め「奇跡的。自分でもビックリ」と話していたが、決勝1回目から攻めのパフォーマンスをみせた。
