5点差を追う鍵山 逆転Vは?カギはライバルへ与える重圧 マリニンは4回転何本の構成で挑むのか 佐藤駿も猛追メダル目指す【フィギュア男子フリー展望】
「ミラノ・コルティナ五輪・フィギュアスケート男子・フリー」(13日、ミラノ・アイススケートアリーナ)
ショートプログラム(SP)は、22年北京五輪銀メダルの鍵山優真(22)=オリエンタルバイオ・中京大=が103・07点で2位発進。世界王者のマリニン(米国)が108・16点の首位で、その差は5・09点だ。
国際スケート連盟(ISU)は、男子フリーについて「マリニンが究極の武器である4回転アクセルを使うかどうか、そして12月のグランプリファイナルの時のように、4回転ジャンプを7本入れたプログラムに再び挑戦するかどうか」と展望をつづった。
マリニンは昨年12月のGPファイナルで、トーループ、サルコー、ループ、フリップ、ルッツ、アクセルという6種類の4回転を全て加点がつく出来栄えで成功。計7本の4回転を着氷し、フリー238・24点という異次元のスコアをたたき出した。
ただ、マリニンは団体戦のSP、フリーの両方に出場。金メダルの重圧が懸かる中で個人戦のSPも含めここまで3度の演技を続けており、体力的な消耗も考えられる。実際、団体戦のフリーでは4回転を4種5本に制限して臨んだ。
4回転トーループの基礎点は9・5点。そこに出来栄えも加算されるため、約5点の差はジャンプ1本で入れ替わる可能性がある。滑走順は、鍵山が滑り、最終滑走がマリニンのため、まず鍵山に求められるのはパーフェクトな演技。そして、直後に滑るマリニンへいかに重圧を与えられるか-。全てはマリニンの演技次第だ。
団体で渾身の演技を見せ世界にその名を知らしめた佐藤駿は、SP88・70点の9位と出遅れ、第3組4番目に登場。今季フリーでは世界3位の自己ベストを持っている上に、これまでの構成よりも難度を上げて挑む可能性も示唆しており、メダル圏内まで追い上げる可能性はある。こちらもベストな演技で高得点をマークし、ライバル選手に重圧をかけたい。
