平野歩夢 テスト滑走に参加 本人も驚きの回復力「何とか大丈夫」 滑走路の印象は「壁がちょっと小さい。変わることに期待」
スノーボード男子ハーフパイプで2連覇が懸かる平野歩夢(27)=TOKIOインカラミ=が7日、公式練習が始まる前日に行われた、形状などを確認する本番会場のテスト滑走に参加した。1月に複数箇所の骨折などを負い、状態が懸念されるが、4回滑ってパイプの感触を確かめ「体は何とか大丈夫。(回復力に)僕もびっくりです」と安堵(あんど)した様子で話した。
平野歩はスイスで行われた1月17日のワールドカップで板が折れるほど激しく転倒し、顔付近や下半身を強打。一時帰国して治療を受けながら段階的に練習を再開し、諦めることなく五輪の舞台に戻ってきた。
この日は北京五輪2位のスコット・ジェームズ(オーストラリア)や女子で2連覇中のクロイ・キム(米国)ら選ばれた5人のトップ選手のみが参加。関係者との意見交換を終え、平野歩は「ボトム(パイプの底)はすごく広いが、壁がちょっと小さい。高さが出てしまうと、外に完全に飛び出してしまう難しさがある」と印象を語った。
会場では海外関係者から「元気な姿を見られてうれしい」などと声をかけられて笑顔も見せた。予選を11日に控える中で「壁の高さが上がればベスト。直す作業は大変だと思うが、クロイもさっき(意見を)言ってくれたので、どこまで反映されるか。日に日に変わることを期待したい」。逆境を乗り越えて頂点を死守するため、最善を尽くす。
