坂本花織 仕上がり上々「いい感じ」 ワリエワ出場には「みたいですね」
「北京五輪・フィギュアスケート女子・SP」(15日、首都体育館)
ROC3人を含む、猛者たちが集った14日の前日練習。ここで日本のエースが上々の仕上がりを見せた。坂本花織(21)=シスメックス=は最終組独特の緊張感をはねのけ、SP「グラディエーター」で全てのジャンプを着氷する完璧な演技を披露。練習後は「いい感じです!」とにっこり笑い、右手の親指を立ててグッドポーズを見せた。
4年前は自己ベストの演技でSP5位発進。フリーではわずかにミスが出て、6位で夢舞台を後にした。「次は自信を持って臨めると思う。4年間やりこんで、SPもフリーもパーフェクトにしたい」と話していた坂本。今回は全日本女王の実力者として、夢舞台へと帰ってきた。
ワリエワの出場が認められたことには「みたいですね」と一言。かねてロシア勢の躍進について坂本は「考えるだけ無駄。あまり深く考えないようにしている」と話してきた。「自分はいかに完璧に近い演技をしないといけないか、改めて考えさせられるくらい」。周りではなく自分に集中し、2度目の五輪へ臨む。