冨田せな 日本女子初メダルで「スノーボードに触れてほしい」一夜明け会見

 スノーボード女子ハーフパイプで3位に入った冨田せな(22)=アルビレックス新潟=が11日、張家口で銅メダル獲得から一夜明けた心境を語った。冨田は「ハーフパイプで初めてのメダルでとてもうれしい。(以前)ケガした会場で恐怖心もあったけど、それを乗り越えてメダルを獲れたことが自信になった」と試合を振り返った。

 前日から、SNSなどでメッセージが殺到。「携帯が“鳴りっぱ”」だという。中でも「あこがれのかっこいいライダー」と言う五輪4大会出場の藤森由香さんから「インスタグラムでおめでとうと言っていたいてうれしかった」と笑顔を咲かせた。

 この種目では日本女子初の表彰台となった。これをきっかけに目指すのは、競技発展につながる国内人気の向上だ。「まずスノーボードを始めてもらわないと(競技)人口は増えていかないと思っている。スノーボードにはまって競技を頑張りたいなら、その道を選んでいただいきたい」とした上で、「そうでなくてもライダーとしての活動や、年に数回でもいいのでスノーボードに触れていただける機会が増えたらいい」と言う。また「日本ではスノーボードをテレビでやることはほとんどないので、そんな番組が増えたら」と願っていた。

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