ブラジルが悲願の初金メダル ネイマール号泣 W杯の悪夢払しょく
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「リオ五輪・サッカー男子・決勝、ブラジル1-1(PK5-4)ドイツ」(20日、マラカナン競技場)
地元ブラジルがPK戦の末、ドイツを破り初の金メダルを獲得した。
ブラジルにとって14年W杯ブラジル大会で1-7と大敗した因縁の相手。「ミネイロンの惨劇」と呼ばれた苦い記憶を払拭する戦いとなった。
ブラジルは前半27分、オーバーエージ(OA)枠の主将FWネイマール(バルセロナ)が約28メートルの直接FKを決めて先制する。
ドイツは後半14分、右クロスをMFマイヤー(シャルケ)が右足で流し込み同点に追いつく。
試合は延長戦も含め120分間でも決着がつかずPK戦へ突入。先攻のドイツは5人目が失敗。後攻のブラジルは5人全員が成功。最後はネイマールは右隅に流し込み、死闘に終止符を打った。
通算13度目出場のブラジルは4度目の決勝で悲願の初優勝。勝利の瞬間、重圧から解き放たれたネイマールは、ピッチに突っ伏し号泣した。