カズも驚く大黒スーパー弾で京都8位へ

 「J2、京都2‐1横浜FC」(28日、西京極)

 J2の9位京都がホームに10位の横浜FCを迎え、2‐1で勝利した。

 京都は0‐1で迎えた前半ロスタイムに、元日本代表のFW大黒が右足ランニングボレーで同点とすると、後半8分にMF駒井の今季初ゴールで勝ち越し。これが決勝点となった。横浜FCのFW三浦はベンチ入りしたものの出場はなかった。

 横浜FCは前半23分、MF松下年のヘッドで先制し試合の流れをつかみつつあったが、大黒の一撃で風向きが変わった。右サイドからDF石櫃が上げたクロスに倒れ込みながら右足を合わせ、さらにGK南の頭上をふわりと越す絶妙のボールコントロールを披露。ここしかない、というコースを通してネットを揺らした。

 大黒は今季22得点目で自身としては1シーズンの最多得点を更新した(過去の最多はJ2東京Vに所属していた09年の21点)。「アウトサイドに乗っける感じでした。1回の(相手の)チャンスで失点しましたけど、いい感じで取れました」と自画自賛するイメージ通りのプレーだった。

 親交ある横浜FCの三浦も「スーパーで、インターナショナルなゴールでした」と舌を巻いた。これを伝え聞いた大黒は「選手冥利(みょうり)につきます。ちっちゃい頃から憧れていた人なので。カズさんは選手のかがみですから」と感激していた。

 京都は勝ち点を49に伸ばし8位に浮上。一方の横浜FCは12位まで順位を落とした。3位から6位が出場できるJ1昇格プレーオフを巡る争いも佳境を迎えている。

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