３月に日本歴代３位に並ぶ１０度目の防衛を果たした世界ボクシング評議会（ＷＢＣ）バンタム級王者の山中慎介（帝拳）が８日、東京都内でＷＢＣのマウリシオ・スライマン会長から記念盾などの表彰を受け「中学の卒業文集に『ＷＢＣベルトを巻きたい』と書いた。これほどうれしいことはない」と喜びを語った。

　高級ブランド「ウブロ」の３万ドル（約３２７万円）相当の腕時計も授与され「マイク・タイソン（米国）ら限られたレジェンドしかつけていない。本当に幸せ」と興奮気味に話した。スライマン会長は「今後もし階級を上げても、他団体王者と統一戦をしても、彼の決断を支持したい」と約束した。