挑戦者・石田 王者・京太郎を挑発

 「日本ヘビー級タイトルマッチ」(30日、後楽園ホール)

 王者・藤本京太郎(角海老宝石)と挑戦者で同級1位の石田順裕(グリーンツダ)が試合を2日後に控えた28日、東京・大塚の角海老宝石ジムで記者会見を開いた。

 挑戦者陣営が強烈な先制パンチだ。京太郎からベルトを奪取した後、「妖怪ウオッチ」のジバニャンをあしらった紙製の「元日本ヘビー級チャンピオンベルト」を贈ると宣言。グリーンツダジム本石会長は「ホワイトデーにケーキももらったし、30日にはベルトももらう。もらっってばかりで申し訳ないのでベルトを作ってきました」と手製ベルトを披露した。

 ちょうど1年前、ミドル級からヘビー級に転向した石田は、京太郎とノンタイトル8回戦を行い僅差の判定負けだった。その後、ダビド・ラデフ(フランス)、竹原虎辰(緑)を相次いで下し、指名挑戦者として悲願のタイトル挑戦にこぎつけた。

 この間、ラグビーのコーチの指導を仰ぐなど、徹底的なフィジカルトレでヘビー級の体をつくってきた。「前回は無理やり体重を増やして腹回りにぜい肉もあった。今回は計画的にできた。走り込みの量も違う」と言う。

 「日本タイトルは最低限の目標。ヘビー級転向した以上、結果を残したい。40歳でも進化できるところを見てもらいたい」と、王座奪取に自信満々だった。

 一方、3度目の防衛戦に臨む京太郎は「僕にとってやる意味があるのかどうか…」と、石田との再戦への疑問を口にした。「自分としては日本王者として役割は果たしたと思う。次のステップの東洋太平洋を獲りたいし、新しい道のためにも勝たなきゃいけない」と、自分自身にムチを入れた。

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