井岡 世界3階級制覇に再挑戦

4月22日に行われるWBA世界フライ級タイトルマッチでの3階級制覇へ向けて意気込む井岡一翔=大阪・井岡ボクシングジム(撮影・立川洋一郎)
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 ボクシングの元世界2階級王者・井岡一翔(25)=井岡=が2日、大阪市内で会見し、4月22日、大阪市ボディメーカーコロシアムでWBA世界フライ級王者のフアンカルロス・レベコ(31)=アルゼンチン=を相手に世界3階級制覇に再挑戦することを発表した。18戦目で達成なら20戦目のジェフ・フェネク(オーストラリア)を超え世界最速記録となる。

 一翔は昨年5月にIBF同級王者・IBF世界フライ級王者・アムナト・ルエンロン(タイ)に挑んだが、判定で惜敗しプロ初黒星。9月に行われた再起戦を飾り、昨年大みそかはKO勝利してノンタイトル戦2戦2勝。

 「負けてから一刻も早く世界戦をしたかった。何が何でも逃さず獲りに行きたい。(今は)イメージと体が一体化してきている。4月に向けいい流れで来ている。この階級で王者になれると確信している」と1年以上も手放したままの王座奪還へ自信。世界最速記録には「自分が世界を獲るときは記録が付いてくる。歴史に名を刻む」と言い切った。

 レベコは同級王座を8度防衛中で戦績は35勝(19KO)1敗。高い防御力と中間距離を得意とする強敵。父・井岡一法会長は「かみ合う相手。コンビネーションで勝負を付けたい。面白い試合になるしKO決着になる。タフな相手だしスタミナ勝負」と接戦を覚悟。一翔は「レベルの高い試合を見せられる相手。KOで勝ってスカッと獲りたい」と腕をぶした。

 3日からは和歌山県・白浜で2泊3日の走り込み合宿。3月中旬、昨年9月に対戦したパブロ・カリージョ(コロンビア)を呼び、レベコとタイプの似る元WBA世界ミニマム級王者・宮崎亮とともにスパーリング相手とする。最強態勢を組み、レベコ対策を入念に練っていく。

 叔父・弘樹氏から数えて、井岡家6度目の挑戦となる悲願。「厚い壁だがカギはかかっていない。壁をぶちこわす時。それを証明する」とキッパリ。会見に同席した弘樹氏も「僕の夢でもある。信じている」と甥(おい)に夢を託した。

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