亀田和毅がWBO王座統一 判定勝ち

 「WBO世界バンタム級王座統一戦」(1日、シカゴ)

 ボクシングのWBO世界バンタム級王座統一戦が1日(日本時間2日)、米国イリノイ州シカゴのUICパビリオンで行われ、正規王者の亀田和毅(23)が2-1の判定で暫定王者のアレハンドロ・エルナンデス(28)=メキシコ=に勝ち、3度目の防衛に成功した。

 身長で上回る亀田はロングレンジから左ジャブを放ち、ペースを支配。スピードでもエルナンデスを圧倒し、距離が詰まってもパンチの回転で対抗。サウスポーへのスイッチも交えて前に出てくる暫定王者に対し、試合後半はクリンチも使いながら冷静にポイントをピックアップした。

 決定的なシーンはなく、試合終了のゴングとともに両者勝利をアピール。和毅優勢のように見えた試合は意外にも判定は割れたが、115-113でジャッジ2人が和毅を支持。1人は115-113でエルナンデスだった。

 亀田3兄弟は次男・大毅が戦った2013年12月のIBF・WBA世界スーパーフライ級王座統一戦で、「負けても王者」問題を起こし、世界戦を混乱させたとして日本国内では試合ができない状況が続いている。

 和毅は戦績を31戦31勝(19KO)に伸ばした。エルナンデスは41戦28勝(15KO)11敗2分け。

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