格闘家・大山峻護 12・6に引退試合

 引退を表明していた格闘家・大山峻護(40)がパンクラスの12・6ディファ有明で桜木裕司(37)とラストマッチを行うことが10日、発表された。

 8月の一慶戦で敗れた後、限界を感じて引退を決意。そのまま身を引くつもりだったが、けじめの一戦を行うと決めた。「13年間すごく応援してくれた仲間、ファンに完全燃焼する姿を見せたいという気持ちが強くなって、酒井(正和)代表に相談したところ、素晴らしい機会を作ってもらった」と経緯を明かした。

 引退試合の相手に迷いはなかった。「自分が柔道家として生きてきて、最後は同じように武道の心を持った人と戦いたいと桜木選手を指名した。(やめる選手に負けられない)リスクがあり、スケジュールもタイトな中、快く受けてくれた桜木選手には感謝でいっぱい」と心からの思いを口にした。

 桜木も、引退を決めている相手とはいえ妥協はしない。「覚悟をもってくる人が一番怖い。(大山の)関節は磨かれてるし、打撃もさびつくどころか進化してる。引退試合とついているから、研ぎ澄まされたものが出てくる」。

 うなずきながら聞いた大山は「今の言葉を聞いてうれしい。いつも通り、最高の桜木裕司でぶった切りに来て欲しい。最後はやるかやられるか」と感無量の面持ちでコメントした。現代のサムライ同士の対決ですべてを出し尽くし、大山峻護が完全燃焼する。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    写真

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス