戸川昌子さん死去 作家、歌手、85歳

 作家で歌手の戸川昌子さんが26日午前5時47分、胃がんのため静岡県内の病院で死去した。85歳。東京都出身。長男で歌手のNERO(年齢非公表)がフェイスブックで公表した。今年1月末に体調を崩し、静岡県浜松市内の病院で緩和ケア治療に取り組んでいた。葬儀・告別式は5月5日午前10時から東京都大田区東海1の3の1、臨海斎場で。喪主はシャンソンアーティストで長男のNERO(本名・戸川尚作)氏。

 戸川さんは1931年、東京・青山生まれ。タイピストとして生計を立てながら歌手を志し、57年にシャンソン喫茶「銀巴里」でデビュー。当時26歳だったが公称24歳としていた。代表作は「リリー・マルレーン」。歌手としてはアルバムを4枚発表。今年1月までライブ活動を続けた。

 推理小説も執筆し、62年に「大いなる幻影」で江戸川乱歩賞を受賞。流行作家となり、60~80年代に作品を量産した。

 64年、直木賞候補となった自作を日活で映画化した「猟人日記」で女優デビュー。コメンテーターとしても「三時のあなた」「11PM」「ライオンのいただきます」などで活躍した。46歳で長男を出産した際には、当時の有名人による“最高齢出産記録”として話題になった。

 67年、東京・渋谷にシャンソンバー「青い部屋」を開店。三島由紀夫、川端康成、野坂昭如、岡本太郎、なかにし礼、太地喜和子ら多くの文化人、芸能人らと交流した。

 2013年11月~14年4月にはデイリースポーツでコラム「魔女の告白」を連載した。

 NEROは「5年前に末期がんの宣告を受け、最後まで歌い続けるという意志通り、入院前日までステージに立ちました」とフェイスブックにつづり、デイリースポーツの取材には「6月13日に『青い部屋』と題した公演を毎週月曜日に親子でコンサートを続けてきた渋谷のライブハウス『サラヴァ東京』で行います。今後も母の魂とシャンソンを伝えていきたい」と話した。

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