小林麻耶、トラウマ元に小説家デビュー

小説家デビューを果たした小林麻耶=都内
小説家デビューを果たした小林麻耶=都内
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 フリーアナウンサーの小林麻耶(37)が12日、都内で行われた『福岡WEB小説「ぴりから」』の記者発表会に出席。“小説家”デビューの思いを語った。

 「ぴりから」は小林に加え、実業家の堀江貴文氏(43)、放送作家の鈴木おさむ氏(43)、直木賞作家の東山彰良氏(47)ら、7人の著名人によるWEB小説。毎週1人ずつ、書き下ろしを特設サイトで発表される。小林の“処女作”は3月11日に配信される「ニュースワイドの時間です。」。自身を投影した女子アナが主人公で、人気番組のメーンキャスターに抜てきされながら、低視聴率のため降板させられるというストーリーだという。

 このストーリーの元となっているのが、小林の“トラウマ”だ。TBSに在籍していた09年、それまでの全レギュラーを降板して報道番組「総力報道!THE NEWS」のメーンキャスターを担当したが、視聴率が伸びず番組は1年で終了。小林は「私自身の経験として、報道をやっていたときに、低視聴率で番組が終わってしまいましたから、その時の思いもちょっとずつ入れたりとか」と説明し、「私もその後3、4年間、ずっと苦しかったです…」と当時の心境を吐露した。

 小林は1月に「ブリカマぶるーす」で歌手デビュー。そのダンスレッスン当時に執筆を開始したため、当初はダンサーを主人公とした小説だったという。約2カ月かけて執筆したものの、今プロジェクトをプロデュースするコピーライターの佐々木圭一氏に「ダンサーの気持ちがまったくわからない」と、一から書き直しを命じられ、「表面的なものはすぐバレるんだなって思ってアナウンサーの話を書きました」と、自らのトラウマを赤裸々に表す作品に切り替えたという。

 書き直してから約1カ月、現在は「最後の最後がまだ完成してなくて、そこを自分の本当の思いにするのか、自分がしたかったことにするのか…、主人公のキャスターがどういう風に思っているかを書くのか、悩んでいる最中です」という。また自身の適正については「大丈夫なんですかね?」と笑いつつ「私としては、小説家より歌手を…」と話した。

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