桂文枝 LINEの無料アプリで塾開講

「上方落語 若手噺家グランプリ」の会見に出席した桂文枝=大阪市内
「上方落語 若手噺家グランプリ」の会見に出席した桂文枝=大阪市内
「上方落語若手噺家グランプリ」大賞受賞者への賞金目録を手にする上方落語協会の桂文枝会長とアートコーポレーションの寺田千代乃社長=24日午前、大阪市
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 上方落語協会会長の桂文枝(71)が24日、大阪市内で、上方落語の若手スター育成を主眼とした「上方落語 若手噺家グランプリ」の創設発表会見に出席。上方落語発展のため若手育成をテーマに掲げている文枝は「実はつい最近、自分のLINEで『文枝塾』というのを始めまして」と携帯電話の無料通信アプリで“大喜利”などを行い、若手落語家の才能発掘に取り組んでいることを明かした。

 文枝によると“塾生”は若手落語家に限り、文枝が世間で流行中の「ダジャレ弁当」などをお題に毎回、回答を募集。「僕が、椎茸とブリの煮付けを写真で撮って『お椎茸、ブリね(おひさしぶりね♪)』と例題を出したら、塾生が回答を送ってくるので、それに僕が金・銀・銅と付けて、ポイントがたまったら昇段するんです」と、かなり手間のかかる作業だという。

 「ぼくもそんな仕事せんでもええのに、移動の新幹線の中で(優秀作を)選んだりで。1銭にもならず時間もかかるんですが、なんとか才能を見つけ出したいんです」と熱く語った。

 この日、創設を発表した「若手噺家グランプリ」も、入門15年目未満の上方落語家を対象。自身が20代のころに、若手落語家がテレビやラジオでも広く活躍していた時代を振り返った文枝は、6月のグランプリ本選は在阪テレビ局のプロデューサーらに審査員を依頼。若手にテレビ出演のチャンスを広げることも狙いで「おもしろい人材がいたら、リポーターなどでも使ってやっていただければ。審査員は権限のある方が来てください」と呼びかけていた。

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