高倉健さん悼む声 各界から続々

 悪性リンパ腫のため10日に亡くなっていた高倉健さんに対して、各界から悼む声が寄せられた。

 1999年の映画「鉄道員(ぽっぽや)」で共演したお笑いタレントの志村けんはブログで「どんな言葉でも物足りない」と記し、撮影のため初めて対面した際に「温かい大きな手で握手して よろしくお願いします。 生涯1番緊張して始めてお会いした時 楽屋に 何なりとお申し付け下さい 乙松より 綺麗な花がありました なんと心優しい心使い ありがとうございました」と、その人柄から受けた感動を思い起こした。

 やはり「鉄道員(ぽっぽや)」で共演した大竹しのぶは「美しく、気高く、そして何よりも優しい健さんを一生忘れません。神様みたいな人が、本当の神様になってしまったようです」と深い思いを込めて悼んだ。

 次世代の党最高顧問の石原慎太郎衆院議員はテレビ朝日の取材に対して「最後のビッグスターだった。彼がまだそんなに売れてないとき、あるホテルの地下の駐車場で会った。なんかの映画で3枚目的な役をやっていたので『こんな役をやれる人なんだ』と思って『君、必ずビッグスターになるぞ』と言ったら照れていた。僕の予感通り、独特の雰囲気のあるビッグスターになったね」と思い出話とともにしのんだ。

 89年の映画「あ・うん」で共演した板東英二は「ただただびっくりしています。つい1週間前に、健さんの事務所に直接お伺いし『また仕事が出来るようになりましたので、いつかご一緒させて頂きたいです。お身体をお大事に』というお手紙を預けてきたところでした。いつもご丁寧な方が、お返事が来ずに不思議だと思っていましたが、驚きで声も出ません」と、突然の訃報を驚いた。

 75年の映画「新幹線大爆破」の佐藤純弥監督は「映画がまだ元気だった頃、時代を背負ったスターと共に仕事が出来たことは幸せでした。時の移り変わりは当然のことですが、高倉健さんは決して死なないような気がして、訃報を聞いた時は、一つの時代が終わったことを実感しました」と、その死をすぐには受け入れられないようだった。

 12年秋に公開され高倉健さんの遺作となった映画「あなたへ」の降旗康男監督は、マスコミ各社に宛てたファクスで「残念の一語に尽きる」のひと言に万感の思いを込めた。

 また、高倉健さんの元妻、故江利チエミさんと親しかった歌手の今陽子は、「大恋愛、結婚生活のノロケ話をよく聞かせていただいた…天国で再会できたらいいなぁ~」とブログで2人をしのんだ。

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