菅田将暉 震災20年「知ることが大事」

 俳優・菅田将暉(21)が4日、神戸市内で撮影中のNHKの主演ドラマ「二十歳と一匹」(来年1月放送)のロケ取材会に共演の足立梨花(22)と参加した。同作は阪神・淡路大震災で両親を失った幼い子どもが20年後に青年となって災害救助犬のハンドラーを目指す物語を描いていく。

 勤めていた飲食店が倒産したのを機に災害救助犬のNPOに就職する主人公の藤原理人を演じる菅田は大阪出身。当時1歳だった95年1月17日の阪神・淡路大震災については「揺れた時に母と父が僕を守るようにして、逆にそれで潰されて死にそうになった」と両親から聞かされたという。

 また、震災直後に現場で仕事をしていた祖父からは直筆の手紙と当時の写真が届き、実体験を伝えられた。それらを通じて「体験した人には忘れられないことなんだなと思いました」としみじみと口にした。

 「僕も含めて(震災を)経験していない人も、これから生まれてくる人も知ることがすごい大事だと思いました。知る一つの術として、記憶に残るドラマになれば」と意気込みを語った。

 あらためて復興した神戸の街を見ながら「20年というのはそんなにむちゃくちゃな期間ではないはずなのに、こういう街並みになっている人間ってすごい」と感嘆。「皆に見てほしい。強要はしたくないですけど、半強制的に自分の周りの人には見せようと思います」と熱く訴えていた。

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