警視庁は１７日、自宅で覚せい剤と合成麻薬ＭＤＭＡを所持したとして、覚せい剤取締法違反と麻薬取締法違反（いずれも所持）の疑いで、歌手のＡＳＫＡ（本名宮崎重明）容疑者（５６）を再逮捕した。逮捕は３回目。また、ＣＨＡＧＥ　ａｎｄ　ＡＳＫＡのファンクラブは、「社会に与えた影響があまりにも大きい」として、活動停止を発表した。１６日付。

　チャゲアスのファンクラブ「～ＴＵＧ　ＯＦ　Ｃ＆Ａ」は１６日付で、「会員の皆さまへ」と題し、会報誌６月号の発行及び継続手続きの停止を発表した。

　ホームページでは、ＴＵＧ　ＯＦ　Ｃ＆Ａ事務局からのお知らせとして、「このたびはＡＳＫＡに関する一連の出来事で、会員の皆さまには度重なるご心配をおかけしておりますこと、ファンクラブスタッフ一同より改めてお詫び申し上げます。」と謝罪。

　ファンクラブ会報６月号の発行について「これまで会報誌においては、Ｃｈａｇｅ、ＡＳＫＡ、ＣＨＡＧＥ　ａｎｄ　ＡＳＫＡの近況・近影を会員の皆さまへお伝えすることを第一と考え、運営を行ってまいりました。しかしながら、社会に与えた影響はあまりにも大きく、このような状況の中で会報の製作が困難であることから、ＴＵＧ　ＯＦ　Ｃ＆Ａ会報６月号の発行は見送らざるを得ないとの判断に至りました」と説明し、謝罪。会員の理解を求めた。

　さらに継続手続きの停止も発表。「会報発行を含む十分な会員サービスを提供できない現状においては、会費を頂戴すべきではないとの判断から、２０１４年６月１６日（月）以降の継続手続きを一旦停止させていただきます。」とした。

　ＡＳＫＡ容疑者は、知人の栩内香澄美容疑者（３７）とともに、港区のマンションで覚せい剤を所持したとして５月１７日に逮捕され、同２７日に使用の疑いでも逮捕された。東京地検は１７日、覚せい剤取締法違反（使用）などの罪で、ＡＳＫＡ容疑者と栩内容疑者を起訴した。