“女版・半沢”「花咲舞」今期1位発進

 16日にスタートした女優・杏主演の日本テレビ系ドラマ「花咲舞が黙ってない」(水曜、後10・00)の初回視聴率が、関東地区で17・2%だったことが17日、ビデオリサーチの調べで明らかになった。

 今期民放連ドラの初回としては暫定1位の数字で好発進した。

 同ドラマは、過去10年のNHK朝ドラ1位となる全話平均22・3%をマークした「ごちそうさん」でヒロインを務めた杏が、不正を許さない女性銀行員・花咲舞に扮し、銀行内の“悪”に立ち向かう「女版・半沢直樹」として注目される痛快ドラマ。

 今年1月期の同局同枠で放送された「明日、ママがいない」はドラマの表現方法などが物議を醸し、提供スポンサー9社がCM放送を自粛する異例事態となったが、16日は、自粛した9社中「キューピー」「三菱地所」「花王」など7社を含めた計11社が、提供スポンサーとしてクレジット表記され、企業CMが“復活”した。

 「花咲‐」は、昨年大ヒットしたTBS系「半沢直樹」の原作本著者としても知られる、池井戸潤氏の小説の中で、唯一女性主人公が活躍する「不祥事」をドラマ化。初回は、東京第一銀行の入行5年目の花咲舞(杏)が、行内支店の不祥事、事務ミスなどを指導する嫌われ部署「本部臨店班」に異動。上司の相馬健(上川隆也)と向かった茅場町支店で、支店の事務ミスは全て窓口係・中島聡子(木村佳乃)一人の責任にされているなど、支店長の矢島(羽場裕一)によるベテラン女性行員への不遇を、黙っていられず…との物語が展開された。

 花咲舞が上司に立ち向かう際のフレーズ「お言葉を返すようですが」も話題となりそうだ。

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