藤本義一記念館芦屋に完成、愛用品展示

 2012年10月に亡くなった作家・藤本義一さんの記念館「Giichi Gallery」が、兵庫県芦屋市奥池町11‐10の別荘敷地内に完成し、12日、報道陣に公開された。

 1階建ての書庫兼ギャラリー。藤本さんの著書約500冊と、執筆活動の資料としていた辞典など計約1500冊をはじめ、長年愛用しトレードマークとなっていたサングラス、脳梗塞で倒れるまで使用していたモンブランの万年筆、原稿用紙などが展示されている。

 長女・中田有子さん、次女・藤本芽子さんとともにテープカットを行った妻でタレントの藤本統紀子は「(辞典以外に)資料はなかった。資料はいつも(義一さんの)頭の中にあった」と明かし、展示されている愛用のサングラスを手にとり、「30年…何十年と使っていたサングラス。外国に行っても、新しい物を買おうとせず、『俺はこれでいい』って。物を大切にする人でした。原稿用紙も破ったりしたことがなかった。すごく大切にしていました」と思い出を語った。

 19日から一般公開。当面は土日の週末のみオープン(11時から16時まで)。

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