英国医師、選手に禁止薬物処方か 6年で約150人に

 【ロンドン共同】英国のマーク・ボナー医師が過去6年間で150人以上のスポーツ選手に競技力向上効果がある禁止薬物を処方していた疑いがあると3日、英サンデー・タイムズ紙が報じた。対象はサッカーのイングランド・プレミアリーグのトップ選手をはじめテニス、自転車、ボクシングなど複数の競技に広がり、同国政府が英国反ドーピング機関(UKAD)に調査を指示した。

 禁止薬物は筋肉増強作用のあるヒト成長ホルモン(HGH)や持久力向上効果のあるエリスロポエチン(EPO)などとされる。過去にドーピング違反で処分された選手が匿名で告発して今回の疑惑が浮上した。

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