3連覇狙うパナソニック、準決勝進出

 パナソニック-キヤノン 前半、トライを決めるパナソニック・児玉=ニッパツ球技場
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 「ラグビー・トップリーグ、決勝トーナメント パナソニック46-6キヤノン」(9日、ニッパツ三ツ沢球技場)

 王者が層の厚さを見せつけた。3連覇を狙うパナソニックは、けがで主力を欠きながらも46-6でキヤノンに圧勝し、準決勝に進んだ。

 日本代表WTBの山田章仁、2季連続ベストキッカーのSOベリック・バーンズをけがで欠く中、代役が躍動した。SOヘイデン・パーカーが左足から3ゴール、7PGで27得点を挙げれば、WTBで先発した23歳の児玉健太郎は2トライで「今日はいい形でハマった。山田さんはもう少し休んでもらっていい?そうっすね」と声を弾ませた。

 前半34分にはロックのヒーナン・ダニエルがシンビン(一時的な退場)で14人となったが、「FW全員がいつも以上に動くようにした」と日本代表フッカーの堀江翔太主将(29)。1人を欠いても組織的な守備は崩れず、最後までトライを許さなかった。

 準決勝の相手は神戸製鋼に決まり、「前の(FW)3人はほぼジャパンで、個人個人は強いが、こっちは組織で戦う」と堀江。誰が出ても揺るがない王者が3連覇へ突き進む。

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