ソチ五輪ドーピング検査問題なし IOCが見解発表
【ロンドン共同】世界反ドーピング機関(WADA)がロシアの組織的ドーピングに絡んでモスクワの検査所の認定を取り消した問題で、国際オリンピック委員会(IOC)は10日、2014年ソチ冬季五輪でのドーピング検査の結果について「信用性を疑う理由はない」との見解を発表した。
WADA第三者委員会の調査報告書は、この問題でモスクワの検査所の関与を認め、1400を超える検体の意図的な破棄があったと指摘した。
IOCは同五輪でソチに設置されたWADA公認検査所の運営報告を見直した結果、薬物検査でいかなる不正行為もなかったと結論付けた。