【オート】益春菜が女子最多V記録を更新
オートレースで女子レーサーの益春菜(29)=川口・32期=は7日、川口オート最終日12Rの優勝戦を制し、通算3回目の優勝を成し遂げて女子最多優勝記録を更新した。新記録を樹立した益は「最高ハンからの優勝はうれしいです。今月のオートレース大使としてもPRできたと思います」と喜んだ。
レースでは、益は7車が並ぶ30メートルハンデの内側2番目から発進。先頭を走る1号車の高石光将を4周3コーナーで追い抜き、栄光のゴールを真っ先に駆け抜けた。
「スタート大失敗して、どうなるかと思いましたけど、その後は修正できて、結果的に先頭まで行けました。今節は3日間、とても乗りやすかったです。3・396の自己ベストタイム更新もうれしいです。自分ではそんなに出てる感じはなかったですけれど、まだ上を狙えるなと思いました」
益の初優勝はデビューから1年6カ月の2015年1月の川口。2回目は3月の船橋で、今回の優勝は約7カ月ぶりだった。
同じ女子レーサーでは、佐藤摩弥がデビューから1年8カ月の13年3月の川口で初優勝。14年2月の川口でV2を果たし、益と優勝回数で並んでいた。
益の次走は17日からの川口を予定。連続優勝を目指す新女王は「ウイニングランでたくさんのファンの方から祝福されて、喜びも倍増です。月末には地元のSGもありますし、大きなレースでも優勝できるように」と意気込みを新たにした。