五輪エンブレム準備会、前回の反省も

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は18日、都内で佐野研二郎氏のデザインが白紙撤回された大会シンボルとなるエンブレムの新たな選定に向けた準備会を開催した。座長に就任した東京芸大の宮田亮平学長は「トキメキを共有できる、歴史に残るエンブレムを」と、意欲を語った。

 第1回の準備会では(1)準備会の役割とスケジュール、(2)前回のエンブレムの経緯と反省、(3)エンブレムを選定する委員会の人選と考え方、を確認した。

 (1)については今後、21、24日に準備会を開き、エンブレムを選定するエンブレム委員会の候補者と選定で重視するポイントを絞り、28日の理事会に提出するという。

 (2)組織委から反省点としてハードルの高い応募要項、デザイン関係に偏った審査員の人選、透明性の不足などが挙げられ、準備会の委員から「国民的行事としての意識に欠けていた」、「若い世代は常に情報収集、発信をしているという認識が必要」という意見があった。

 (3)エンブレム委員はデザイン関係者のほか、オリンピアン、パラリンピアン、報道界、経済界、IT関係者、芸能関係者など幅広く選出し、15~20人を予定。準備会の委員はそのままエンブレム委員会のメンバーとなる。

 準備会の他のメンバーは杉山愛(元プロテニス選手)、但木敬一(元検事総長、弁護士)、夏野剛(慶大院特別招聘教授)、マリ・クリスティーヌ(異文化コミュニケーター)、山本浩(法大教授、元NHKアナウンサー)の各氏。

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