平泳ぎ小関“最速男”体感に「貴重」
競泳男子平泳ぎ代表の小関也朱篤(23)=ミキハウス=が16日、欧州グランプリ(GP)を終え成田空港に帰国し、100メートル平泳ぎの世界記録保持者、アダム・ピーティ(英国)との“前哨戦”に「すごく貴重な体験ができた」と刺激を受けた。
カネ、バルセロナの2試合、隣のレーンで“世界最速男”を体感。100メートル平泳ぎではいずれも2位に終わり、「ラスト10メートルでの彼の力はすごい」と脱帽した。
それでも「競ることができた部分が多かった。僕が勝っている部分もある」と分析。ターンからの泳ぎを課題に挙げ、「壁を力強く蹴ることができるように研究したい」と“ヨーロッパ土産”を持ち帰った。
世界選手権(7月開幕、ロシア)までは約1カ月間、米国で高地合宿を行う。残された時間は短いが、「この差は縮めます」と力強く宣言。本番ではライバルに進化した姿を見せる。