葛西 W杯「追い風」にクレーム
ソチ五輪銀メダリストの葛西紀明が、W杯転戦しながら競技運営に不可解さを感じて悩まされている。19日に更新したブログに記した。
18日に行われたザコパネ大会で団体戦で、日本チームは6位に終わった。葛西はこの結果より、飛躍の際の条件について「こんなにも日本チームに追い風が当たるのか!!っていうくらい当たりました!」と指摘した。
具体的にも日本チームは4人が飛んだ8本中、7本が10点以上の追い風。優勝のドイツは8本中3本、2位オーストリア8本中2本、3位スロベニアが8本中4本だった。
風向きによる得点加算はあるものの、ジャンプではやはり追い風は圧倒的に不利だ。
葛西は「久しぶりにムカついた試合でした」と怒りをにじませ「明日の個人戦は平等にやってもらいたいものです」と、この飛ぶタイミングでの風向きが偶然ではないことを示唆した。
10日にオーストリアで行われたフライング大会個人戦でも、葛西は2本とも強い追い風に当たり、好ジャンプであったにもかかわらず5位に終わった。
その際、葛西はブログに「表彰台に上がったのは、二本とも好条件だった3選手」と指摘、絶不調だったにもかかわらず3位に入った選手は「親父が風の信号を出してる審判員 怪しい」と何らかの人為的なものが働いたのではないかと、不審を呈していた。
