Vリーグ機構が東レ事情聴取へ
バレーボール男子日本代表でVリーグ・東レに所属する王金剛選手(30)が10日、東京都品川区のパチンコ店で客の財布から現金を盗んだ容疑で逮捕された事件で、バレーボールVリーグ機構は12日、「Vリーグ機構登録チーム所属選手の不祥事について」の文書を発表した。
それによると「本行為は、多くの皆様に支えられて人々に夢と感動を伝えるべきVリーグ選手としての信頼を損なう不祥事であり、Vリーグ機構といたしましても厳粛に受け止めております」と、組織として厳しく反応した。
さらには「Vリーグ機構では、Vリーグ選手に対し、日本バレーボール界の模範たるべきことを認識し、決して信望を損なうことのないよう行動することを選手の誠実義務として指導して参りました」とし、この件については「今後の捜査状況を見守りながら、チーム関係者からの事情聴取を行った上で厳正に対処する所存です。また、Vリーグ機構全体で再発防止に向けたコンプライアンスの強化に全力で取り組んで参ります」とチームへの事情聴取実施と、その結果を受けての処分を示唆した。
東レはこの日、開催中の全日本選手権の出場辞退を発表している。