オリックス中村が人生初サヨナラ打

 「オリックス4-3ソフトバンク」(14日、ほっともっとフィールド神戸)

 オリックスが連敗を4で止めた。3-3の延長十回、先頭の糸井が左線二塁打で出て、2死一、二塁から中村一生外野手の右中間適時二塁打でサヨナラ勝ちした。

 プロ12年目の34歳。苦労人・中村がナインからの祝福でびしょぬれになった。「サヨナラなのにセカンドまで全力で走っちゃいました。人生初のサヨナラだったので興奮しました!」。

 ソフトバンクは九回に守護神・サファテを投入し、十回はスアレスがマウンドへ。中村は外角の速球に対し上からバットをたたきつけ、打球は前進守備をとっていた右翼・城所のグラブの上を鮮やかに越えていった。「皆でつくってくれたチャンスだったのでまっすぐ1本でいきました。2球目の速球を見たときは相当速かったので(決勝打は)イチ、ニッで打ちにいきました。大勢の人の前で野球ができる幸せを感じながら打席に入りました」と率直な気持ちを表した。

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