巨人・高木京介、球団の聴取に嘘

 巨人は8日夜、東京都内の読売新聞本社で会見を開き、高木京介投手(26)が野球賭博に関与していたことを明らかにした。昨年10月に発覚した一連の賭博問題の責任を取って元オーナーの渡辺恒雄最高顧問(89)、白石興二郎オーナー、桃井恒和球団会長が辞任することも発表した。

 球団の発表によると、高木京は2014年シーズンに、昨年賭博行為で無期失格処分となった笠原将生元投手(25)から誘われて野球賭博を行った。3~4回、計8~9試合に賭け、50~60万円負けた。

 球団が疑惑を認識したのは2月29日。週刊文春の記者から球団職員に、高木京に関して質問があったことからだった。3月1日から高木京への事情聴取を開始。その際、高木京は野球賭博関係者や笠原元投手とあらかじめ決めていた通りに「笠原に名前を貸しただけ」という虚偽の説明を行った。

 高木京は3月7日の事情聴取でもうそをつき続けたが、聴取が終わった後、両親から「正直に話した方がいい」と言われ、親しい知人からも「最後はお前が決めることだが、隠し通してもいいことになるとは思わない」と言われ、真実を話すことを決意。8日、球団に野球賭博への関与を認めた。

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