済美1回戦突破でセンバツに前進
「秋季高校野球四国大会・1回戦、済美9-1高知商」(24日、オロナミンC球場)
済美が七回コールド勝ちで準々決勝に進んだ。2-1の五回に2番・上田貴宏内野手(2年)の左越えソロ本塁打でリードを広げると、六回には打者10人の猛攻で6点。投げてはエース左腕・菊池怜雄投手(2年)が8安打1失点の好投を見せた。
部内いじめによる対外試合禁止処分が解けたのが8月。そこから短期間で実戦感覚を磨き、公式戦復帰となった秋季愛媛県大会で3位に入って3年ぶり8度目の四国大会出場を決めた。今大会で決勝に進めば来春センバツ出場に当確ランプがともる。
試合の流れを引き寄せる貴重な一発を放った上田は「高校に入って初めてのホームラン。気持ちよく振り抜けた」と話した。勝てばセンバツ出場に“王手”となる25日の準々決勝の相手は鳴門だ。
この日2安打4打点の7番・三浦俊哉外野手(2年)は「試合ができない間も、絶対に甲子園に行くんだという気持ちで練習してきた」と振り返り、乗松征記監督は「勝ち上がるごとに、選手たちの間に自信と責任感が芽生えている。鳴門は強いと思うが、自分たちのバッティングができれば」と話した。