鹿実有村、王さんの1球で緊張ほぐれた

8回、中前安打安打を放つ鹿児島実業・有村
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 「全国高校野球・1回戦、鹿児島実18-4北海」(6日、甲子園)

 18得点の猛攻で北海を圧倒した鹿児島実。打線をけん引したのは1番バッターの有村健太内野手(3年)だった。そのバットに火をつけたのは、始球式を務めたソフトバンク・王貞治会長(75)。試合後、有村は「あの1球で緊張がほぐれました」と笑みを浮かべる。

 開幕戦の打席に入る前は「ガチガチに緊張していた」という。だがマウンドに立った王会長が投げたボールはど真ん中に決まるストライク。「思ったよりもボールが来てびっくりしてしまった。すごくいいボールだったんで」と振り返った有村。これで肩の力が抜けた。

 プレーボールのサイレンが鳴り止まない中で初球をセンター前にはじき返し出塁。先制のホームを踏んだ。三回の第2打席では左前打、四回の第3打席でも左前打。五回には四球で出塁し、1イニング10得点の繋ぎ役として貢献。八回にも中前打を放ち、有村が出塁したイニングはすべて得点が入った。

 「4安打という結果には素直にうれしいです」と語った有村。88年の常総学院が開幕戦でマークした19得点に次ぐ、18得点の猛攻で北海を圧倒した。

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