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8年目の中日・赤坂 プロ初打席初安打

 「中日-広島」(11日、ナゴド)

 中日の赤坂和幸外野手(25)が、六回に代打で登場。プロ初打席で中前打を放った。二進後、荒木の適時二塁打で先制のホームを踏み、初得点も記録。それまでわずか1安打に封じられていた広島先発のジョンソンを攻略する糸口となった。

 初安打を「無我夢中で、何を打ったか覚えてないです。先頭バッターだったんで、何とか塁に出たかった」と振り返った赤坂。そのまま左翼の守備につき、七回の第2打席では遊撃内野安打。さらにプロ初の盗塁も決める大暴れだった。

 初のお立ち台に立った赤坂は「ずっと2軍でプレーしていたんで、今ここに立っていることが夢みたいです」と感激の面持ち。「本当にたくさんの人が僕に協力してくれて。応援してくれたんで、その人達に感謝したいです。特に家族、嫁さんは、僕が育成のときからそばで支えてくれたんで、ありがとうと伝えたいです」と感謝の言葉を紡いだ。

 この日の活躍に関しては「すっごい緊張してたんで、緊張しすぎて、あまり覚えてないです。失うものは何もないんで、思いっきりいこうと決めていたんで、その思いっきりが良かったと思います」と、まだ夢見心地の様子。最後は「高卒8年目の赤坂和幸と申します。これからどんどんアピールしていくんで、よろしくしくお願いします!」とファンに呼びかけた。

 栄光から8年、苦労人が踏み出した、プロとしての再出発だ。名門・浦和学院高校から07年の高校生ドラフト1巡目で指名され、投手としてプロ生活をスタートさせた赤坂。ルーキーイヤーの08年6月1日、地元・埼玉での西武戦(西武ド)で1回無失点に抑えた。

 だが、直後に2軍に降格すると、以降は1度も1軍に呼ばれることはなかった。10年オフには戦力外通告を受け、育成選手として再契約。さらに外野手への転向を迫られるという屈辱にまみれた。

 11年にはウエスタン・リーグで打率1割台と苦しんだが、13年には79試合で打率・297、4本塁打と主力級の活躍。昨年7月に支配下選手に復帰した。今季も43試合で打率・289と好調を持続し、この日7年ぶりに1軍登録。ようやくつかんだ舞台で、いきなり結果を出した。

 ドラフト時は、佐藤由規(ヤクルト)、岩嵜翔(ソフトバンク)の、いわゆる“外れ外れ”1位。今年は同じ外れ外れ1位だったDeNA・田中健二朗投手が中継ぎとしてブレークし、監督推薦による球宴出場を決めた。一方で、1位指名を受けながら、すでに球界を去った選手もいる。「桃栗三年、柿八年」との言葉もある通り、辛抱を重ねた赤坂の開花が、最下位に沈む中日の起爆剤となる可能性は十分だ。

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