東京六大学野球リーグ、早大は２３日、西東京市の同大グラウンドで年内の練習を納め、今年いっぱいで退任する岡村猛監督（５９）が最後の指導を行った。

　１１年に就任し、１２年春にリーグ戦と大学選手権を制覇。今秋ドラフトで日本ハム１位の有原航平投手、ロッテ１位の中村奨吾内野手ら、プロ野球の世界に進んだ教え子も６人を数えた。

　この日の練習後には、選手の手で３度胴上げされた。花束も贈られた岡村監督は「やっぱり日本一を取った時が印象に残っている。つらいこともうれしいこともあったが、充実した４年間だった」と、すっきりした表情で振り返った。

　今後は所属先の東京ガスに戻り、社業に専念する。