巨人、延長乱戦制し4連敗で止まる
「ヤクルト8‐9巨人」(16日、神宮)
両軍14安打ずつの計28安打。巨人が延長戦での乱戦を制し、連敗を4で止めた。
巨人は8‐8の延長十回、先頭の阿部がヤクルト7番手の秋吉から、この日2発目となる決勝の2号ソロを右翼へ放った。
4時間15分のゲームセットは午後10時30分。決勝ヒーローの阿部の目は充血して真っ赤だった。ヒーローというより、お疲れさまインタビューのマイクを向けられ、「まず、えーっ、長い試合を最後まで応援していただき、ありがとうございました。(延長での2号は)うれしいのと、本当にこれで終わるのかなと思ってました」と正直な胸の内を明かした。
巨人は5‐7の九回、ヤクルトの4番手・カーペンターから無死満塁とし、5番手・久古から押し出しで1点。6番手・山本哲から坂本の犠飛で同点。続く片岡の適時打で再々逆転。
2‐3の五回には阿部の右越えの1号ソロで同点。長野の左中間への2号2ランで勝ち越したが、八回に今浪の適時打などで再逆転されていた。
巨人の先発・菅野は7回7安打3失点。
ヤクルトは初回に山田の先頭打者本塁打で先制。二転三転の展開にも粘りを見せ、7‐8の九回2死からはバレンティンの7号ソロで同点とし、延長に持ち込んだが、そこまでだった。先発・八木は5回7安打5失点。