吉田正尚の執念ヘッドスライディング実らず レッドソックスが接戦落とし1勝1敗 拙攻響き八回に勝ち越し許す
「ア・リーグ・ワイルドカードシリーズ、ヤンキース4-3レッドソックス」(1日、ニューヨーク)
レッドソックスが接戦に敗れ、1勝1敗のタイに持ち込まれた。吉田正尚外野手が代打で登場し2戦連続の安打を放ったが、拙攻が響いた形になった。
試合は2点を追う三回にストーリーの2点適時打で試合を振り出しに戻すと、1点を勝ち越された六回には再びストーリーが左翼へ同点ソロを放った。
そして七回、連続四死球などで無死一、二塁の好機を作った。ここでヤンキース・ロドンを降板に追い込んだが、送りバントを決められず状況は2死へ変わった。
ここで代打で登場した吉田正尚外野手がフルカウントから二遊間へ痛烈なゴロを放った。一瞬、抜けたかと思われたがヤンキースの二塁手・チゾムが横っ跳びで好捕。すぐさま一塁へ送球した。全力疾走の吉田も一塁へ気迫のヘッドスライディングを見せ、内野安打をもぎ取った。
だが2死満塁からストーリーが放ったセンターへの大飛球はウォーニングゾーンで失速。痛恨の無得点に終わっていた。仮に走者が進んでいれば、吉田の一打が勝ち越し適時打になっていてもおかしくなかった。
八回に2死から勝ち越しを許してしまい、これが決勝点となった。打線は走者を出しながらも3併殺の拙攻。地区シリーズ進出の行方は第3戦へ持ち込まれた。





