「ドジャース－パイレーツ」（２５日、ロサンゼルス）

　ドジャースの山本由伸投手が４勝目をかけて先発マウンドに上がる。パイレーツの先発マウンドに上がるのは昨季の新人王、ポール・スキーンズ。サイ・ヤング賞を争うと見られる２人の投げ合いに全米ファンの注目が集まっている。

　パイレーツは公式ＳＮＳでスキーンズの球場入りの様子を公開。淡い水色のスーツにビシッとネクタイを合わせ、ブラウン系のサングラスを装着。きれいに整えられたヘアスタイルと手に持った黒のバックは、まるで「デキるビジネスマン」だ。

　スキーンズはまだ２２歳。昨季、ルーキーながら１１勝３敗、防御率１・９６の圧倒的な成績を残し、新人王に選ばれた。デビューから半年もたたずオールスターにも選出された逸材。好調を維持する山本との投げ合いに大きな注目が集まる。

　試合ではドジャース・大谷翔平投手を３打席凡退に仕留めるなど、七回途中まで投げて無失点、９奪三振の力投を見せた。山本は制球難に苦しむ中で粘っていたが、五回に味方のエラーから２失点。５回３失点（自責点１）で好投手対決はスキーンズに軍配があがった。