「レイズ３－７エンゼルス」（１５日、セントピーターズバーグ）

　エンゼルスがマイク・トラウト外野手の７号逆転２ランなどで八回に一挙５点を奪って逆転勝利。勝率５割に復帰した。

　１点を追う八回だった。５０億円の男と称されたレンドンが先頭で左前打を放って出塁。続くトラウトは低めのカーブを豪快にすくい上げ、左翼席上段へとたたき込んだ。確信歩きの一撃は飛距離１２８メートル。ＭＬＢ全体でトップタイとなる７号弾で打線が一気に活気づいた。

　中軸の安打で満塁の好機を作ると、タイスが走者一掃となる３点二塁打を放って一挙５点をマーク。２点差に迫られた直後の九回にはウォードが左翼へダメ押し２ランを放って突き放した。レンドンは３安打２得点の活躍で打線をけん引した。

　この日はジャッキー・ロビンソンデーで選手全員が背番号４２のユニホームを着用。トラウトは試合後、自身のＳＮＳに「きょうは４２（のユニホーム）を着ることができて光栄でした」とつづった。

　連敗を止めたンゼルスは８勝８敗で勝率５割に復帰。レンジャースがかったため首位浮上はならなかったが、ア・リーグ西地区はアストロズが最下位に低迷するなど、混沌の様相。貯金１でレンジャースが首位に立っている。