「エンゼルス４－５アストロズ」（８日、アナハイム）

　エンゼルスの大谷翔平投手が「３番・ＤＨ」で出場し、３点を追う九回に８戦ぶり８号２ランを放つなど、４打数１安打２打点。チームは２試合連続２桁三振を喫するなどして２連敗。

　８日の最終打席から数えて８打席連続ノーヒットで迎えた九回無死一塁の打席。大谷は守護神ブレスリーにカウント１－２と追い込まれながら低く沈んだカーブにうまくバットを合わせて右翼席へ運んだ。技で運んだ飛距離１２４メートルのアーチ。５月に入って初となる一発でチームに活力を与えた。

　前夜は投打同時出場で投手としては７回３失点。今季初黒星を喫したが、右手中指の爪を損傷しながら１０３球の力投でクオリティースタート（６回以上、３自責点）を達成した。

　打者では３打数無安打。試合後は自身の打撃の状態について「今日も打てる球は何球かあったと思いますし、（アストロズ先発バルデスは）素晴らしいピッチャーなので、なかなか失投っていうのは少ないと思うんですけど、今日はその球を打ててなかったかな、っていう単純にそれに尽きると思う。バッティング自体の調子は良くも悪くもないぐらいの感じかなと思います」と話していた。