大谷の元同僚 投打で12年ぶりCS進出に貢献 フィリーズが昨季覇者ブレーブス撃破

 マーシュ(左)とシンダガード
 ブレーブスを下してリーグ優勝決定シリーズ進出を決め喜ぶフィリーズの選手たち=フィラデルフィア(ゲッティ=共同)
 ブレーブスを下してリーグ優勝決定シリーズ進出を決め喜ぶフィリーズの選手たち=フィラデルフィア(AP=共同)
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 「ナ・リーグ地区シリーズ・第4戦、フィリーズ8-3ブレーブス」(15日、フィラデルフィア)

 フィリーズが昨季のワールドチャンピオン、ブレーブスに快勝してシリーズを3勝1敗とし、2010年以来、12年ぶりにリーグ優勝決定シリーズ(CS)に進出した。

 チームを勢いづけたのは今季途中までエンゼルスでプレーした大谷の元同僚たちだ。長髪と長いひげの原始人スタイルがトレードマークのマーシュは「9番・中堅」で出場し、二回1死一、二塁の好機に右翼席へ先制3ラン。本拠地を埋めた4万5660人のスタンディングオベーションにヘルメットを掲げてこたえた。

 続く四回の打席では二塁打を放ってマルチ安打を記録。ポストシーズンはワイルドカード・シリーズと合わせ、6試合のうち4試合に先発して打率・308、OPS1・092をマーク。下位打線ながら脅威の存在となっている。

 同じく8月にエンゼルスから交換トレードで移籍した、こちらも長髪が特徴のシンダガードはメッツ時代の16年以来、6年ぶりのポストシーズン先発で3回1安打1失点。初回に2三振を奪う好スタートでリズムをつくり、3点リードの展開でリリーフ陣に勝利のバトンを託した。

 フィリーズは三回に捕手リアルミュートの中越えランニング本塁打などで着実に加点。5投手の継投でブレーブスの反撃の芽を摘んだ。12年ぶりに進出するリーグ優勝決定シリーズではパドレスードジャースの勝者と激突する。

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