「エンゼルス－アスレチックス」（２９日、アナハイム）

　エンゼルスの大谷翔平投手（２８）が「３番・投手」で出場することが発表された。開幕から２７登板連続で投打同時出場。今季本拠地最後のマウンドで自身の５連勝＆１５勝目を目指す。

　前回登板、２３日のツインズ戦は５回２失点で１４勝目。雨と低気温の悪条件のなか、自己ワーストタイの７四死球と制球に苦しみながら７三振を奪ってシーズン２０３奪三振で日本投手４人目の大台に到達するなど、粘りの投球でチームに勝利をもたらした。自身初となる規定投球回１６２まで９イニングとしており、この日を含む２登板でメジャー史上初の規定打席（すでに到達）と合わせたダブル規定達成が期待されている。

　打者ではここまで１５０試合に出場し、打率・２７３、３４本塁打、９３打点、１１盗塁。前日の試合で自己最長記録を更新する１３試合連続安打をマークする一方で本塁打は１１日のアストロズ戦で放った３４号を最後に途絶えており、今季自己ワーストの１５戦連続ノーアーチとなった。

　アスレチックス戦の先発は９勝１２敗、防御率４・１１の左腕アービン。大谷の通算対戦成績は打率・３１８、２本塁打、４三振と相性は良く、今年５月２２日の試合で中越え９号を放っている。

　右手に死球を受け、負傷者リスト入りしていたフレッチャーがこの日、「９番・二塁」で戦列復帰。チームは前日の打席でスイングした際に左手に投球を受けたモニアック外野手が左手打撲のため、２日前に右肘骨折から復帰したばかりのブラッドリー投手が右前腕の張りのため、負傷者リスト入りしたと発表。両選手は今季残り試合に出場しない。

▽アスレチックスのラインアップ

１番・左翼　ケンプ　　　　打率・２３４、７本塁打、４５打点

２番・三塁　マシーン　　　打率・２３１、１本塁打、１３打点

３番・捕手　マーフィー　　打率・２５０、１８本塁打、６６打点

４番・中堅　ブラウン　　　打率・２３２、２５本塁打、６６打点

５番・二塁　ディアズ　　　打率・３７０、０本塁打、０打点

６番・右翼　ケイペル　　　３９打席、打率・３３３，３本塁打、１０打点

７番・一塁　ガルシア　　　打率・２２９、５本塁打、２０打点

８番・ＤＨ　ランゲリアーズ打率・２２１、３本塁打、１５打点

９番・遊撃　アレン　　　　打率・２１１、３本塁打、１６打点

　　　投手　アービン　　　９勝１２敗、防御率４・１１

▽エンゼルスのラインアップ

１番・三塁　レンヒーフォ　打率・２７２、１５本塁打、５０打点

２番・中堅　トラウト　　　打率・２７５、３８本塁打、７８打点

３番・ＤＨ　大谷　　　　　打率・２７３、３４本塁打、９３打点

　　　　　　　　　　　　　１４勝８敗、防御率２・４７

４番・右翼　ウォード　　　打率・２７６、２２本塁打、６１打点

５番・一塁　ダフィー　　　打率・２５１、２本塁打、１５打点

６番・左翼　アデル　　　　打率・２２２、７本塁打、２３打点

７番・捕手　スタッシ　　　打率・１８２、８本塁打、２９打点

８番・遊撃　ソト　　　　　打率・３４４、１本塁打、５打点

９番・二塁　フレッチャー　打率・２５９、２本塁打、１５打点