大谷が1072日ぶり復活勝利 ルース以来の100年ぶり快挙 5回4失点&2打点

 「レンジャーズ4-9エンゼルス」(26日、アーリントン)

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)が「2番・投手」で出場し、5回3安打4失点でメジャー1年目の18年5月20日のレイズ戦以来、1072日ぶりに白星を手にした。75球を投げて与四死球3、奪三振9。最速は159・8キロだった。打っては二回の同点劇を演出する2点適時打を含む3打数2安打2打点、3得点。7度目のマルチ安打で打率・300とした。

 メジャー移籍後初となる中5日のマウンド。4日のホワイトソックス戦以来、自身2度目の投打同時出場を果たした試合は波乱の幕開けとなった。

 一回表の攻撃で四球を選び、5番ウォルシュの適時打で先制ホームを踏んだ大谷。秒速8・9メートルのスピードで生還した背番号17を中継局の実況アナは信じられないと言わんばかりに笑いながら「マウンドに上がる前に最初の得点を記録しました」と伝えた。

 自らの足で1点を先制した直後のマウンド。大谷は先頭を三塁内野安打で出すと、1死から3番ギャロに四球を与えて1死一、二塁。4番ローにはワンボールからカット気味のスプリットを右中間席へ3点本塁打を許す。18年9月2日のアストロズ戦以来、約3年ぶりの被弾で逆転されると、四球、死球、暴投でさらに窮地に陥り、犠飛で4点目を失った。

 しかし、ここから大谷が意地を見せる。二回の打席。2死一、二塁の好機に高めの150キロ直球を右翼線へ適時二塁打。打球速度186キロの弾丸ライナーで2走者をホームへ迎え入れて1点差に迫り、左肘に死球を受け、3試合を欠場した主砲トラウトの適時打で同点のホームイン。

 その裏の投球で3人を7球で料理。エンゼルスは三回にアップトンとプホルスのベテランコンビの連続弾で勝ち越しに成功した。

 3点リードの三回のマウンドは2三振を含む三者凡退。四回は3者連続三振。五回の先頭と合わせて圧巻の5者連続三振斬りを披露した。五回は2死から中前打を許したが、最後はスプリットで見逃し三振。マウンド上で右こぶしを握って雄叫びを上げた。

 打って、投げて、走っての“ショウタイム”はここで終わらない。六回の第4打席は先頭で意表を突くバント安打。内野陣が右へ寄るシフトの裏をかき、メジャー初登板の韓国人左腕ヤンの初球を三塁線へ小フライで落とし、シーズン7度目のマルチ安打を記録した。後続の適時二塁打でこの日3度目のホームを踏むと、ベンチに戻った大谷の元にマドン監督が近寄り、ねぎらいの言葉とともにがっちり握手。勝利のバトンをブルペン陣に託した。

 右肘と左膝の手術を乗り越えた復活の1勝。大谷は前日の試合でメジャー最多に並ぶ7号を放っており、ホームラン数トップの選手が先発のマウンドに立つのは1921年6月13日のベーブ・ルース以来、メジャー100年ぶりの出来事となった。当時メジャー最多の19本塁打だったルースはタイガース戦に「3番・投手」で出場し、タイ・カッブらを相手に5回4失点で勝ち投手になっており、大谷もルースに肩を並べるメジャー100年ぶりの勝利投手となった。

 中継局によると、先発投手が2安打3得点、9奪三振を記録したのは1967年以来、54年ぶり、史上6人目だという。記録ずくめの試合となった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

大リーグ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(大リーグ)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス