ダルビッシュ あと1死届かず…五回途中4失点「我慢の投球続いた」

 「パドレス8-7ダイヤモンドバックス」(1日、サンディエゴ)

 米大リーグは1日、開幕し、パドレスのダルビッシュ有投手(34)は五回途中4失点で勝敗が付かなかった。

 ダルビッシュは勝ち投手の権利にあと1死、届かなかった。約8800人の観客の野太い「ユウ」の大歓声を受けて向かった新天地のマウンドで4点を失い、2度目の開幕投手を勝利で飾れなかった。「球は走っていたが、思ったところに制球できなかった。我慢の投球が続いた」と淡々と振り返った。

 オープン戦最後の登板で崩したフォームのバランスを修正し切れていなかった。四回までは最少失点で踏みとどまったものの、五回に崩れ、1死から甘く入った変化球をスタンドに運ばれた。直後には初の四球を与え、ティングラー監督が交代を告げにマウンドに向かった。

 結局は志願して続投。2死後に2ランを浴びて降板したが、ダルビッシュは「信頼を感じた」と感謝した。

 本調子でなくても粘った。フォームの立て直しも長くはかからないと自ら分析済みで「そんなに悲観するようなことではない」と前向きに語った。

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