MLB 来季開幕ワクチン接種のため延期も

 米大リーグ機構の幹部や球団オーナーは、選手らがキャンプ前までに新型コロナウイルスのワクチンを接種できるよう来季開幕を5月まで延期する意向を持っていると15日、全国紙USAトゥデー(電子版)が報じた。レギュラーシーズンが通常の162試合ではなく、140試合以下になっても許容する姿勢だという。

 同紙は匿名のア・リーグ球団オーナーの「キャンプを(例年通りに)2月に始められるとは思えない。可能性はゼロだ」との声を紹介。一方、選手会は規則を守り、感染を少なくとどめた今季の実績から、通常の162試合制と年俸の満額支払いを求めている。この日オンラインで記者会見した大物代理人スコット・ボラス氏は「安全に実施できることは証明された。フルシーズンを戦うという以外は思い浮かばない」と強調した。

 例年のキャンプインの時期を約2カ月後に控え、先行き不透明な状況となっている。

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